短期トレーダーは必見、トレードのセンスや才能の話とその見極め方。

FXトレードにセンスや才能は必要なのか?

トレードで勝てないと悩み続ける人ほど、この疑問の答えが欲しいと思う。

私自身10年以上、相場と対峙し続けてきている。

その経験と私の周りのトレーダーや今まで関わってきたトレーダーなどの経験から、今回のタイトルの答えを書いていこうと思う。

 

トレードで勝ち続けるにはセンスや才能が必要なのか

 

結論から言うと
デイトレードやスキャルピングなどの短期売買は間違いなくセンスが必要です。

 

スキャルピングなどの瞬間的売買やエントリーなどを短時間で決定できるのは、ある程度の頭の回転とそれに伴った反射神経が必要であり、また相場からの撤退の決断の速さやその決断に至るまでの論理的思考力などは、やはりある程度トレードのセンスや才能というものがないとできないのである。

 

よくトレードで勝つにはセンスや才能が必要ないと言っている人がいる。

短期売買でもトレードにはセンスが必要が無いと思っている人は、まず相場を10年経験してからいって欲しい。

その考えも少しは変わるはずだ。

 

10年以上も相場を経験すると本当に色々な相場に出会う。

特に近年(記事作成時2019年)の為替相場はボラティリティが極端に低くなっているため、瞬間的な判断や論理的思考を伴ったクリックに至るまでのスピードというのがある程度ゆっくりでも対応できる相場だ。

想像してみてほしい。

ドル円の1分足が毎分10pips以上動くような相場環境を。

ましてやそれが一定期間続くのである。

 

短期売買で長年利益を上げ続けようと思ったら、そういうボラが極端に高い相場環境でもトレードし続けなければいけないのだ。

そしてボラが高ければ高いほど、そこでトレードするにはセンスや才能が必要になってくるのである。

こういったボラが極端に高い相場環境というのは文字や口で説明しても中々伝わりづらい。

動画でも伝わりづらいものだ。

実際にエントリーをする前提でボラの高すぎる相場を経験すればわかると思う。

 

もちろんボラが高いときにあえてやる必要はなく、待てる人は待てばいいだけだ。

しかし短期トレードを専門としてやっている人が数か月も半年もボラが収まるのを待てるのだろうか。

目の前で動き続けるチャンスにあふれた相場を前に、トレードをしないでただボラが収まるのをひたすら待つなんてことができるのだろうか。

いつかボラが高いときでも参戦しなければいけないときがくる。

そのときに短期トレーダーとしてのセンスや才能が問われることになります。

 

センスや才能が必要ないトレードスタイルとは

ではトレードで勝ち続けるためにはセンスが必要なのか?

答えは×だ。

 

スキャルピングやデイトレードなどの短期売買で勝ち続けるのは間違いなくセンスが必要だ。

しかしトレードの選択肢は何も短期売買だけではない、スイングなどの中期的トレードや日足レベルの長期的トレードの選択肢がある。

 

他の記事でも時々触れているが、トレードの時間軸が長くなればなるほどトレードの難易度が下がり、利益を上げ続けるのが楽になる。

私もこの事実に気付くまでに相場では負け続けていたのだが、スイングトレードをメインにするようになってからは驚くほど収支が改善してきたのだ。

現在もデイトレードなどの短期売買をするときはあるが、自分の中でルールを決めており、ある一定の条件下だけと決めている。

 

スイングトレードって地味なんですよ。

スキャルピングやデイトレーダーってなんかカッコいいですよね。

もうスイングとか響きからしてダサい。

 

でもね

 

ネーミングが理由でトレードで利益を上げ続けられるワケじゃないんですよ。

そのトレードスタイルの本質が自分に合っているかどうかか一番大事なんです。

個人的にスイングは相場から退場しづらく、相場の経験値を長い期間貯められて、なおかつ地味に利益を上げ続けられる最高のトレードスタイルだと思っています。

 

トレードルール・手法とトレードスタイルの決め方のコツ

2017-10-23

 

短期トレードのセンスや才能の有無の見極め方

 

結論を先に書きます。

それは格闘ゲームが得意な人です。

 

格ゲーが得意と言っても何も大会にでるレベルとかそこまでの人じゃなくていいんです。

友達とかとやってて結構勝てる方だなぁとか、そこそこできるほうだなぁとかそういうレベルでいいんです。

格ゲーが苦手な人は自分ではっきりと苦手だと理解している人が多いですからね。

 

この格ゲーが得意かどうかで短期トレードセンスの有無の判断の根拠ですが、主観的にも客観的にもある程度の裏付けはとれていると自分では思っています。

 

どういうことかというと

短期トレードが得意な人は格闘ゲームが得意な人が多いからです。

 

7~8年前くらいに、とある勝ち組トレーダーの方のブログを見ていた時、その方が短期トレードがうまいやつは格闘ゲームが強いやつが多いと言っていました。

そのとき私は「ふ~ん」くらいにしか思っていませんでした。

その後とあるファンドマネージャーの方のセミナー動画をみる機会があり、そこでのファンドマネージャーの方も同じく短期トレードがうまい人は格闘ゲームが得意な人が多いと言っていたのです。

これはもう偶然ではないと思いました。

 

実は私は格闘ゲームがそこそこ得意です。

若いころはストⅡで友人達を日々ボコボコにしていました。

しかもザンギエフ使いだったため、日々クルクルボヨ~ンズドンと落としていました。

当然キレた友人もいます。

 

ただ、短期売買のセンス = 格闘ゲームのセンス と考えられる時、私にはある程度の短期トレードのセンスがあるのだろうな、とは思いました。

しかし当時は短期トレードで負け続けているのは事実。

なので、メインのスタイルは難易度が低いスイングに移行しつつ、ボラの高いときなど一定の条件下で短期トレードに参戦するようになってから収支が劇的に改善していきました。

 

なぜ格闘ゲームなのか

格闘ゲームって瞬間的な判断が必要ですよね。

相手がどういう技を出すのか
出してきた技に対応して自分も瞬間的に対応しなければいけない
自分の技が入った瞬間にコンボを狙って続けて技をいれる刹那のタイミングと指を動かす反射神経

もちろん反射神経がいいだけではダメで相手との駆け引きや出す技の選択肢などを瞬間的に決定できる、ある程度の頭の回転も必要になってきます。

こういうのってスキャルピングやデイトレードには必須の能力になってくるんですよね。

 

節目での1分足の値動きを意識して入ろうと思っても1分足が形成されるまでには60秒も時間があり、その60秒間でも1分足確定まではグイングインと動き続けるわけです。

そういった短期足での値動きのクセを理解したり、瞬間的な値動きに対応できる人はやはり格闘ゲームがある程度得意であるというのも頷けます。

 

ちなみに私は格闘ゲームがある程度得意とは思っていますが、所詮は近しい友人達だけの中での話なので井の中の蛙です。

ですので、屈強な戦士達が集まるFX相場で常に短期トレードのみで参戦していたころは負け続けていたのでしょうね、笑

 

あなたは格闘ゲームが得意ですか?

得意ではないと断言できる方
絶対に短期トレードはやめておいたほうがいいです。
そこそこ得意だと思う方
短期トレードにチャレンジする価値はあると思います。
しかし、ほぼ返り討ちに合うでしょう。
大会とかで結果だしてるし得意だと思う方
今すぐFX口座を開設して短期トレードに挑戦しましょう。
というのは冗談ですが、相場のクセを掴めば大成する可能性は高いと思います。

 

あくまで短期トレードのセンスの判断の仕方ですが、あながちズレた方法でもないと思っています。

とはいえ、個人的にはスイングは最高のトレードスタイルだと思っています。

皆さまも自分に合ったトレードスタイルを見つけられますように

2 件のコメント

  • 格ゲーがうまい人は短期トレードがうまい……やっぱりそうだったんですね。昔ザイFXでプロ格ゲーマーの梅原大吾さんがピックアップされていたことがありましたが、それから梅原さんの著作や動画をいろいろと物色していたのですが参考になるものが多かったです。

    • 後藤様、コメントありがとうございます。

      梅原さんという方、恥ずかしながら知りませんでした。

      著作や動画があるということなので、自分も少し見てみます。

      短期トレードは格ゲーのセンスの有無に左右されますが、トレード全般でいえばポーカープレイヤーの方の思考もかなり勉強になりますよ。

      同じ確率の世界で生きている方々ですからね。

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