勝ち組が少ないと言われているFXトレードの世界。
にも拘わらず、FXの世界に飛び込んでくる人たちが大勢いるのはなぜなのでしょうか。
それはやはり、既存社会のしがらみから抜け出したくて
パソコンひとつで大きな金額を稼げる夢を持てるからなのではないでしょうか。
私もその一人でした。
ひとまず利益を上げられる側に回ることができた私から言わせてもらうと
そ ん な に 甘 く は な い
それは分かっていると思った方。
おそらくあなたの想像より何十倍も険しい道のりです。
しかし、勝ち組トレーダー達の特徴や共通点を知っていれば、相場へのアプローチ方法が変わるキッカケになるかもしれません。
私の記事から一人でも多くの勝ち組トレーダーが生まれることを願います。
勝ち組トレーダーの特徴
プロではなく、あくまで個人トレーダーの範囲での話です。
大前提として勝ち組になるために勉強熱心なのは当たり前です。
- トレード関係の書籍を読む
- セミナーを受ける(無料のウェブセミナーでもOK)
- 情報に触れる(経済ニュース、FXブログ、メルマガ)
このあたりのことはやってて当たり前のことなので深くは書きません。
しかしおもしろいのが、勝てない人が自身のレベルアップのために勉強熱心に情報を仕入れるのが当たり前なのに対して、勝ち組トレーダーはある一定の割合で勉強することをやめて不必要な情報に触れないようにする人がいます。
自分のやり方を確立している
不必要な情報に触れない
経済ニュースなどはトレードをしていればイヤでも入ってきますが、トレード書籍やセミナー、ブログ、メルマガなどでの情報収集ですね。
トレード書籍などは、どんなに有名な本でも自身が勝ち組の思考になってしまっているので、書いてあることが当たり前の内容が多くなり新たな発見がほぼ無いから読まなくなる。
セミナー、ブログ、メルマガなどの情報も、すでに相場への対峙の仕方を自分のやり方で確立してしまっているので聞いたところでもはや参考にならない。
もしくは余計な情報をいれて、自分のやり方を混乱させないようにしている、という人もいます。
どちらが正解、ということではありません。
勝ち組トレーダーになってからも情報収集を怠らない
という人も大勢いると思います。
しかしある一定の割合で勉強するのをやめて余計な情報を入れないようにする勝ち組トレーダーがいるのも事実です。
自分にそういう特徴が現れたとき
勝ち組トレーダーの仲間に入ったのかもしれませんね。
ちなみに私は・・・というと・・・
どちらかというと、あまり情報に触れない方です。
最低限の情報収集はしていますが、たまにトレーダーの方とお話しするときに自らの相場観や手法などを話してくる人がいます。
真剣に話を聞いていますが
聞いたところでさっぱり参考になりません。笑
それはその人をバカにしているのではなく
その人はその人なりに相場への向き合い方を自分の価値観や性格を考慮して確立しているので、価値観や性格がまったく違う私が共感できるワケがないのです。
恐らく私がその人に相場観や手法などを話しても
よくそんなんで勝てているなーくらいに思われるのではないでしょうか?笑
それほどまでに自分のやり方を確立するというのは大事なのです。
やっていることはシンプルなんですけどね。
メンタルコントロールができてしまっている
自分の相場を見つけている
自分の相場とは
自分の性格、価値観、生活スタイルなどを考慮し
日々の生活の中でムリなく売買できる再現性をもった
自分が考えた優位性のあるトレードルール
の事です。
他の人から教えてもらったルールではありません。
情報商材を買って手に入れたルールでもありません。
自分で考えたルールなのです。
しかし情報商材で手に入れたルールなどをヒントに
自分なりにアレンジして自分のものにするという行動は
結果的に自分で考えたルールになります。
この思考が非常に大事なのです。
なぜこれほどまでに自分で考えなければいけないのかというと
トレードをしていて売買の最終決断をするのは
自分 だからです。
どんなに他の人のアドバイスを聞いたとしても
どんなに他の人のルールを信じて売買したとしても
最終決断はあなた自身なのです。
従って、他の人のアドバイスを聞いてその通りにしたり
他の人のルールをそのままマネて売買をする行為は
最終決断を他人に委ねている
ことになります。
勝ち組トレーダー達は絶対にそういうことはしません。
なぜならトレードでは
最終決断を他人に委ねる行為が致命的なことを知っているからです。
例えば、他人のルールをマネて売買しているときに
こういうときはどうすればいいんだろう?
という場面に必ず出くわします。
すぐに問い合わせて、すぐに回答がくる環境にいる人はほぼいないと思います。
また、問い合わせている間にも相場は刻一刻と動いており、どうしたらいいのかわからないまま損失だけ広がっていくパターンが起きた場合などは到底笑えません。
しかし、自分の相場を見つけてルールを構築している人は
こういうときはどうすればいいんだろう?
という場面に出くわしても
自分で答えを出せる、もしくは既に答えを持っているので、トレードしていて迷う場面がほぼ出ないのです。
迷う場面がほぼ出ない = メンタルがブレない
結果的にメンタルコントロールができてしまっているのです。
※関連記事
FXで多くの人が勘違いしている、メンタルコントロールの概念
勝ち組トレーダーの共通点
順張り思考
今まで会ってきた利益を上げているトレーダーの方達の中で、ほとんどの人が順張りの手法を軸に利益を上げている方達がほとんどでした。
もちろん逆張りの手法を持っている人もいましたが、利益をあげるメインの手法は順張りでした。
私自身も負けていた時は逆張り思考でしたが、意識して順張りをするようになってから収益が劇的に改善していきました。
人それぞれ向き不向きがあると思いますが、やはりトレードの王道は順張りなんだと思います。
⇒トレードの王道、損小利大で勝てないのは手法のせいではない。
分析はテクニカルを重視
初心者の方や現状勝てていない人は
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方でトレードしようとします。
はっきりいって為替のファンダメンタルズ分析は
プロでもそうとう難しいのです。
例えば、アメリカの利上げ観測のファンダメンタルな要因でドル高方向へポジションを持っていたとしても、米国の要人が「いや利上げはまだかなー」的な発言をするだけでそれまでのドル高トレンドが崩れ、一気にドル安トレンドになったりします。
そんな要人の発言まで予測するなんてのは不可能なのです。
プロでも難しいことを、初心者がわからないわからないと騒いだところで
わかるはずがないのです。
また、FXトレードは性質上どうあがいても投機なのです。
※関連記事
投資と投機の違い
そんな投機なFXトレードではテクニカルのみでトレードしたほうが圧倒的に楽なのです。
勘違いしてはいけないのは楽に勝てる、ではなく
売買の判断が楽、という意味です。
テクニカルのみで判断し、ここがこうなったら買いエントリー、そしてこうなったら損切 or 利食い
というルールを作り、バックテストして優位性を確認したあとにトレードしていけば、要人発言がでようがなんだろうが、そのルール通りに売買するだけなのでメンタルも安定しやすいのです。
トレード記録をつけている
世の中の勝ち組トレーダーの中でトレード記録をつけていない人なんて恐らく一人もいないんじゃないか、というくらいつけていない人を探す方が難しいです。
仮につけていない人がいたとしても
トレードした統計的数値(勝率、ペイオフレシオなど)
はデータで確認しているはずです。
トレード記録とは、トレードした損益や勝率などの数字をだす記録付けの事です。
私の知り合いのトレーダーも全員つけています。
売買日誌みたいに
なぜそこでポジションを持ったのか?
そのときはどういう感情だったのか?
などのトレードするときの根拠や感情を記録する日誌みたいなものは、勝ち組トレーダーは逆につけていない人がほとんどだと思います。
Q,なぜそこでポジションを持ったのか?
A,バックテストして優位性を確認したルールを守っただけだから。
Q,そのときはどういう感情だったのか?
A,ルールを淡々と守っただけなので、ほぼ無心
と勝ち組トレーダーは答えがでているので、つける必要はあまりないのですね。
逆に初心者や勝てない人は、売買日誌を付ける意味は大いにあります。
相場に揺さぶられる感情などを記録しておくと、未来において同じような相場の値動き、同じような感情の乱れ方に必ず出くわします。
そのときに
「あぁ、この感情あのときに似ているなぁ」
と思える時がでてきます。
自分では気づかないものですが
この感情あのときに似ているなぁ、と思えているということは
自分を客観視している状態なのです。
自分を客観視している状態 = 冷静になれている状態
すなわちメンタルコントロールができている状態なのです。
初心者や勝てない人ほど売買日誌をつけることをめんどくさがりますが、つけていた方がはるかにトレーダーとして成長できるのは事実です。
つけるもつけないも個人の自由ですが
安定的な勝ち組トレーダーになりたいのなら売買日誌はつけることをオススメします。
勝ち組トレーダーになって、メンタルがブレることがほぼ無くなったら
そのときに付け続けるのか、やめるのかを選べばいいと思います。
ちなみにトレードした結果の統計的数値を確認するトレード記録は
負け組だろうが勝ち組だろうが全トレーダー必須です。
なぜ必須なのか、ですが
実際にトレードしていて、バックテストででた数値とほぼ変わらない数値を出せているのであれば問題ないのですが、その数値から大幅にズレた数値が長期間でた場合。
- このトレードルールは現在の相場環境に合っているのか。
- そもそもルール以外のところで売買し、数値がズレてはいないか。
などの問題点を探る重要な指標になるので
トレード記録をつけることは必須なのです。
バックテストをしている
勝ち組トレーダーの共通点で最も当てはまるのがコレです。
トレード記録もそうですが
バックテストに関しても勝ち組トレーダーの中でやったことが無い人を探す方が難しいと思います。
バックテストとは過去検証のことです。
- 自分で考えたトレードルール
- 情報商材などのルールをヒントに自分なりにアレンジしたルール
どちらだったとしても
勝ち組トレーダーは必ずバックテストをしてそのルールの優位性を確認しています。
文中に度々でてくる優位性とはなんなのか。
統計的に見て資金が増えている可能性の高いルール
分かりやすい数値で例えると
勝率60% 損失と利益の比率が1:1のルールがあるとします。
損失と利益の比率が1:1なので勝っても負けても同じ金額になります。
しかし勝率は60%です。
勝率50%であれば勝っても負けても同じ金額なら
資金はずっと増えたり減ったりを繰り返し横ばいが続きます。
しかし勝率60%ということは100回トレードした場合
勝ち60:負け40 に近い数値になる可能性が高く
統計的に見て資金が増えている可能性の高いルール
といえます。
要はそういうルールを見つけるまで
ひたすらルール作成してバックテストしていけばいいだけなのです。
そしてバックテスト後に優位性を確認したルールのみでトレードしていくため、基本的には資金が増えていくのがおわかりいただけると思います。
バックテストをしないで、その時々のチャートでトレードして勝てないと多く方が悩んでいるのに対し、勝ち組達はキッチリとバックテストをして優位性のあるルールを確認してトレードしていっているのです。
勝ち組と負け組の歴然とした差がわかると思います。
勝ち組達はやるべきことをやって口座資金を増やし
負け組達はやるべきことをやらずに口座資金を減らしている。
トレードにセンスなんて必要ないんですよ。
やるべきことをやっているかいないかの差です。
長期的に勝てるトレーダーになりたいのなら、バックテストは必須ですよ。
勝てない人が勘違いしている勝ち組達へのイメージ
トレードをやったことのない人やトレードで勝てない人達が見る勝ち組達へのイメージのひとつに
すさまじい洞察眼で荒れ狂う相場の波を読み切り
ベストなタイミングでポジションを持ち
ドーンと上がったところを絶妙なタイミングで利食い。
このように思っている人はいないだろうか?
私も最初はそう思っていたのですが
そんなやり方で利益を上げ続けているトレーダーはほぼ皆無といっていい
そういうトレードのやり方で短期的に(3~5年)
利益を上げている人もいますが、ほとんどの勝ち組トレーダーは恐ろしいまでに冷静に淡々と自分のルール通りに売買していきます。
トレードは売買よりも待ち時間のほうが多い
勝てない人はなんとか勝とうとむりやりトレードをしますが、勝ち組達はトレードをしているよりも、トレードできるまで待つ人のほうが圧倒的に多いです。
自分のルール通りに売買できるポイントまで待つということです。
なぜ待つのか? ですが
優位性のあるルール、すなわち統計的に見て口座資金が増えていく可能性の高いルールを売買ポイントまで待たずにルールを破ってトレードすると、統計的に見て口座資金は減ってしまうということを知っているからです。
たまに聞くのが
淡々とトレードをしていて作業みたいな感じなってきたのでつまらない
という勝ち組トレーダーもいます。
勝てない人からすると、淡々とトレード作業をして口座資金が増えてるなんてうらやましい限りだと思いますが、そういった特徴が勝ち組トレーダー達の共通点なのです。
10年以上トレードで利益を上げ続けたいと思うのなら、淡々とトレードできるレベルにまで自分を高めなければいけないのです。
初心者、勝てない人が犯している最大の過ち
トレードで勝てないと悩んでいる人たちの理由は様々あります。
- 損切ができない
- ルール通りに売買できない
- メンタルコントロールができない
数え上げたらキリがありません。
上記の理由も、もちろんあるのですが
それ以上に初心者、勝てない人が犯している過ちは
リスクを多く取りすぎている
現在1万通貨でトレードしていませんか?
1円動いて1万円の損益です。
1万円の損失をだしても精神状態は大丈夫ですか?
もし、1万の損失をだしたら取り返そうとメンタルがおかしくなる
というのであれば、すぐに1000通貨でトレードできる業者でトレードしてください。
とにかく初心者や勝てないと嘆いている人の多くはリスクをとりすぎています。
そのとりすぎのリスクからくるメンタル面の影響の大きさがまだわかっていないのです。
1000通貨なら1円動いて1000円の損益です。
100通貨とかでトレードできる業者もありますが、個人的には1000通貨くらいがお金が減るちょうどいい痛みを味わいつつ、トレードの経験値を貯められると思います。
私も勝てない時代には、1000通貨でトレードしていました。
当時は外為ジャパンという業者で1000通貨トレードしていて当然負けまくりましたが、1000通貨だったので相場への勉強代が少なく済んで本当に良かったと思います。
その節はお世話になりました・・・
さすがに今では使っていません・・・笑
1000通貨でトレードしていると、評価損益の数字は非常に物足りない数字になるのですが、今振り返るとその物足りなさが自分をトレーダーとしてレベルアップさせてくれたと思います。
どういうことかというと
勝っても負けても、どーーーーでもいい数字なので、自分が決めたルールを淡々と売買できるようになっていったのです。
もちろんすぐに、ではありません。
非常にゆっくりとしたペースで、気が付いたときには
「あれ?そういえばオレ最近ルール破ってないな・・・?」
みたいな感じでした。
なにはともあれ1000通貨トレードが
自分を一段階上のトレーダーにしてくれたことは間違いありません。
今現在は海外FXのXMというところを使っています。
XMも1000通貨トレードはできるのですが
海外FXなので、不安な方は国内FXで十分だと思いますよ。
ちなみにXMはトレード毎に貯まるキャッシュバックポイント:XMP
というものがあります。
損失繰り越しができなかったりとデメリットが目立つ海外FXですが
還元率が国内FXの比ではなく
こういった海外FXにしかないメリットもあるのです。
トレーダーとして経験値が貯まってきたら
ゆくゆくは海外FXを検討するのもいいと思いますよ。
興味がある方は見てみてください。
XMPポイントロイヤリティプログラム
最後に
恐らくこの記事を見てくれている人たちのほとんどは
勝ち組トレーダーの特徴を知って自分もそれをマネていこう。
と思って見てくれた方がほとんどだと思います。
トレードでは、そういう向上心がある方しか最終的に勝ち組になりません。
今はまだ勝てていないと思います。
負けていて、なんとか現状を打開しようと奮闘している時期だと思います。
勝ち組が1割とも2割ともいわれるトレードの世界ですが
私がトレードの世界で素晴らしいと思うのが
100%自分の行動次第で未来は変えられるということです。
そこで買うのも売るのもあなたの自由。
上司の許可待ちや会社の規定で買えない
なんてことはないのです。
物凄いがんばっているのに給料が上がらない・・・
なんていうのも結局は会社に自分の収入をコントロールされているからなのです。
常勝トレーダーへの道は険しいです。
しかし一度その道を登り切ってしまえば
なにものにも縛られない夢のような世界が待っています。
覚悟して努力するもしないもあなた次第です。
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