トレードで安定した利益を上げようしても、中々難しいものがあります。
それも毎月の安定した利益ともなればなおさらです。
相場は不安定なものであり、そこから得られる利益もまた不安定なため、ムリして利益をだそうとトレードして資金を大幅に減らしてしまった経験をお持ちの方もいると思います。
しかし、トレードが不調なときにも自分の資産が多少なりとも膨らんで行っている様子がわかれば、メンタルも少しは安定するのではないでしょうか。
そのひとつの方法に株式インデックス投資という選択肢があります。
株式インデックスとは
ご存じない方もいると思うので、一応解説します。
株式インデックス = 株価指数
日本の代表的な株価指数は日経平均株価
アメリカの代表的な株価指数はNYダウ
聞いたことはあると思います。
そしてこの株価指数の仕組みですが、簡単にいうと株価の平均になります。
株価指数(株価の平均値)
日経平均は225種の株価の平均値
NYダウは30種の株価の平均値
になります。
実際には各個別銘柄によって株価指数に影響度の違いは多少ありますが、基本的には平均値と思ってて大丈夫です。
株式インデックス投資の特徴
色々ありますが、私がすすめるにあたり主にこの二つが大きな要因です。
倒産リスクがない
個別銘柄はひとつの会社の株式なので、その会社が倒産すると当然ながらその会社の株はほぼ無価値になります。
日ごろから各個別銘柄の会社の情報にアンテナを張っていれば倒産リスクを回避することもできますが、一般の人は中々難しいと思います。
また、私なんかもトレードのメインは為替市場のFXなので、いちいち個別株の情報まで仕入れるのは面倒です。
株式インデックスであれば株価の集合体なので、組み込まれている銘柄の会社が倒産したところで別の新しい会社が株式インデックスに組み込まれるだけなので倒産リスクはほぼゼロなのです。
経済成長と共に基本は右肩上がり
FXの為替相場の場合、通貨ペアの綱引きによって相場が形成されるため
基本的には右肩上がり、もしくは右肩下がりになりつづけることはありません。
しかし株価の場合、資本主義社会の現在では適度な暴落はありますが基本的に株価指数は右肩上がりになります。
その大まかな理由ですが
株を発行する会社は売上、利益を上げる組織であります。
会社が成長し、売り上げや利益が上がると配当金がでたり、株価が上がるため、その会社の株が欲しいという人がでてきます。
みんなが欲しいと思うと株価は上がります。
そして企業の利益が上がると国の税収も増えるため、国も企業が成長できるような政策を実行します。
そしてその国の中央銀行(日本は日本銀行、アメリカはFRB)
も自国の経済を成長させるような金融政策をとってきます。
会社、国、中央銀行
この三者が自国の経済発展のために同じ方向へ向くわけです。
株価が上がらない理由がないのです。
ただ、個別株でみれば色々な事情で売り上げが上がらず倒産することもあるので、株式インデックスをオススメしているのです。
ちなみに日本の株式インデックス投資はオススメしません。
理由はこちらの記事で書いています。
⇒日本株は資産形成に向かない、私が絶対に買わない理由。
資産増加とメンタル安定効果の株式インデックス投資
日本を除く先進国の株価はリーマンショックのような大暴落の相場を経験しても右肩上がりになっています。
こちらはアメリカの代表的株価、NYダウのチャートです。
1997~2018年
過去20年間NYダウ株価は上がり続けています。
途中2008年にリーマンショックで調整していますが、その後は大して押し目らしい押し目もなく右肩上がりに上昇しています。
過去100年のチャートを見てもほぼ一本調子で右肩上がりになっています。
※100年チャートを見たい方はご自分で検索してみてください。
恐らく、今後またリーマンショックのような大暴落は来ますが相場には定期的に歴史に残る大暴落がきますので、そういった状況は絶好の買い仕込み場となってきます。
ただ、そんな絶好の買い場を待たずともチャートを見てもらえばわかるように右肩上がりなので、特に何も考えずNYダウインデックスを積み立て投資していれば、FXでどんなに負け続けようともNYダウインデックスのほうでは資産が増えていたことになります。
配当権利が発生しつつ、株価も右肩上がりに上がり続けていればトレードで負け続けていても多少はメンタル的負担が和らぐと思います。
最後に
以前は米国株インデックス投資に多額の投資をしていた私ですが、今は少額しか投じていません。
その理由ですが、インデックス投資ではなくインデックスをトレードしております。
米国株インデックス投資をしていたときは、トレードの技術が未熟で収支も安定していなかったので、そんな中わずかですが米国株ETFの資産が増えていくとFXで負けたメンタル面が少しは落ち着きました。
現在は株価指数CFDでレバレッジをかけて米国株インデックスを基本買いトレードしております。
FXでは売りも買いも特にバイアスをかけずにトレードしていますが、株は圧倒的に買いのバイアスのほうが高いのです。
特に米国株なんかは記事内のNYダウチャートを見たらわかると思いますが、よほどの理由が無い限り売りトレードをしても勝つ可能性は低いです。
また、トレードのほうがレバレッジをかけられるので投資より圧倒的に資金効率がいいのです。
ただ、トレード初心者の方は無理して米国株をトレードする必要はないと思います。
ETFなどで米国株に少額でも積み立てなどで投資し続けていれば、トレードの損失によるメンタル面の苦痛を多少は抑えることができると思います。
ただし、これからも絶対に米国株が上がり続ける保証なんてどこにもありません。
しかし歴史を教訓とするならば、やっておいて損はないと思います。
コメントを残す