日本では株価指数という名称で広く知られていますが、XMの表記では株式指数となっています。
株価指数でも株式指数でも言い回しが違うだけで同じものを表しています。
近年FX以外のトレードの選択肢としてCFDに注目が集まってきており、参加者が増えてきています。
XMのCFDでは株価指数、貴金属(ゴールド、シルバー等)原油、ビットコインなど色々なマーケットがトレードできるので迷ってしまうと思いますが、CFDの中でも一番馴染みがあり、覚えておいて損はない株価指数CFDの特徴についてまとめてみました。
私自身10年以上トレードしてきて思っているのが、FXより株価指数CFDのほうが簡単だなと思っております。
ぜひご自身のトレードの幅を広げるためにもXMの株価指数のルールを知っておいていただければと思います。
基本的なことから一番重要な現物と先物の違いまでをご紹介します。
そもそも株価指数のメリットがわからない
という方は以下の記事を参考にして頂ければと思います。
XMの株価指数CFDのルール
基本的なことから解説していきます。
一番重要なのは先物と現物の違いなのでわからない方は必ず読んでおいてください。
シンボルごとに違うレバレッジ
シンボルとはFXでいえば通貨ペアのことです。
ドル円、ユーロドル、豪ドル円、などですね。
株価指数CFDでは日経平均225やNYダウ平均などがシンボルに該当します。
XMのFXの場合、すべて一律で888倍のレバレッジですが口座に入っている証拠金の多さで段階的に200倍、100倍と引き下げられていきます。
しかし株価指数CFDの場合、レバレッジはシンボルごとに決められており、FXのように口座にどれだけ証拠金が入っていてもそのレバレッジは変わりません。
米国株価指数のS&P500、NYダウ、ナスダックは必要証拠金が1%なのでレバレッジは100倍です。
しかし日経平均225は必要証拠金が0.5%なのでレバレッジは200倍です。
このレバレッジはFXのように口座資金の量で変わらずにシンボルごとに一律で固定です。
取引時間(米国が祝日の日は注意)
基本的な取引時間は下記の通りです。
※日本時間での表記です。
月曜オープン | 平日 | 金曜クローズ | |
---|---|---|---|
標準時間 (11月~3月頃) |
8:05 | 8:05~6:15 6:30~6:55 |
6:10 |
サマータイム (3月頃から10月) |
7:05 | 7:05~5:15 5:30~5:55 |
5:10 |
※XM側の急な仕様変更で時間が変わっている可能性があります。
正確な時間が知りたい方は公式サイトをどうぞ
⇒XMの株価指数CFDの取引時間
図にするとこういう感じになります。
※標準時間で計算しています。(サマータイムの計算は1時間早めてください)
朝方に数十分~1時間取引できなくなる時間があるだけで日中はFXと同じようにトレードできます。
FXでも業者ごとに朝方はメンテナンスの時間帯があるので同じような感じですね。
デイトレードの場合は通常の取引時間は気にしなくて大丈夫です。
ただし米国が祝日の日は注意してください。
米国が祝日の日は株式市場も休場となりレートが動きません。
その場合、日本時間の午前2時にクローズになるなどイレギュラーな取引時間になります。
XMで口座を開いていれば、こういった各国の祝日に関する取引時間の案内がメールで来ますので自分がトレードしている国があるなら注意しておきましょう。
一番重要!XMの先物と現物の違い
XMの株価指数をトレードする上で一番重要といっていいのが先物と現物の違いをキチンと理解することです。
簡単にまとめると以下のようになります。
スワップ | 配当金 | スプレッド | 限月 | |
---|---|---|---|---|
先物 | なし | なし | 広い | あり |
現物 | あり | あり | 狭い | なし |
一番大きな違いは先物の限月です。
現物指数はずっとホールドできますが、3月、6月、9月、12月には先物の強制決済日があります。
限月の概念については下の方で詳しく解説していきます。
先物と限月の違いさえわかれば、あとはFXと同じようにトレードできますので是非覚えておいてください。
シンボルの違い
ほとんどの業者が現物指数のみトレード可能、先物指数のみトレード可能などどちらか一つしか取引できないのですが、XMでは両方をトレードできるので、これはメリットのひとつだと思います。
XMでは現物と先物のシンボルの違いは下記のようになっています。
現物指数CFD
〇〇cashという表記の場合は現物指数のシンボルです。
先物指数CFD
先物シンボルの場合、銘柄の後に限月の表記がプラスされてひとつのシンボルとなります。
上記の画像内のようなNYダウ(US30)の2019年12月限の場合
[銘柄 – 限月/年]:でUS30-DEC19になります。
限月は世界中で年に4回の3月、6月、9月、12月と決まっており、これは毎年変わりません。
ですので先物のシンボルは毎年こうなります。
限月 | 銘柄 – 限月/年 |
---|---|
3月限:March | ○○-MAR○○ |
6月限:June | ○○-JUN○○ |
9月限:September | ○○-SEP○○ |
12月限:December | ○○-DEC○○ |
使用した画像の公式ページを見たい方はこちら
保有コスト(配当金やスワップ)
株価指数CFDでは限月の他に配当金やスワップなどの保有コストもかかってきます。
スワップ | 配当金 | スプレッド | |
---|---|---|---|
先物 | なし | なし | 広い |
現物 | あり | あり | 狭い |
先物の場合、スプレッドが現物よりも広いです。
NYダウの場合
- 現物:US30Cash( 2.8 )
- 先物:US30 ( 6 )
じゃあ現物でトレードしたらいいのか、というと現物にはスワップと配当金の影響がでてきます。
ロングの場合:マイナススワップコストが多いですが配当金の受け取りがあります。
ショートの場合:マイナススワップコストが低いですが配当金の支払いがあります。
⇒現物指数の配当金スケジュール
※リンク先の下のほうに記載されています。
ロングとショート、どちらにしても保有コストがかかってしまいます。
トレードスタイルによって現物か先物かを選んでトレードしていきましょう。
先物と現物どっちでトレードするべきか
どっちでトレードしても値動きはほぼ一緒です。
ただ、上でお伝えしたように先物と現物では保有コストが変わってきます。
そういうコストを考慮すると
デイトレードなら日をまたがないためスワップや配当金の保有コストがかかりません。
ですのでスプレッドが狭い現物指数でのトレードをオススメします。
スイングなら何日保有してもスワップや配当金の保有コストがかかりません。
ですのでスプレッドが広くても先物指数でのトレードをオススメします。
- デイトレード:現物指数CFD
- スイングトレード:先物指数CFD
このような分け方をしておけばコスト面で損をすることはないので大丈夫です。
私はメインがスイングなので普段は先物指数でトレードしていますが、チャンスがあれば先物を保有しつつデイトレードで現物指数をトレードしたりします。
ご自身のトレードスタイルに合わせてどちらでトレードしたらいいのかを考えて見てください。
実際にトレードすると現物指数と先物指数のレートに若干のズレがあることに気付きます。
これは金利や配当金の影響を受ける現物と違って先物は影響を受けないため、日々若干ですがレートに乖離がでてきます。
その乖離を埋めるのが限月の役目でもあります。
オープンしたばかりの先物指数のレートをみると現物指数のレートとほぼ同じですが、満期日が近づいてから見ると先物と現物のレートの乖離がかなりあることに気付くと思います。
先物指数の限月の年間スケジュール
先物にはポジションが強制決済される限月というものがあります。
ただ、限月には新たな次の限月の先物ポジションがオープンします。
ですので手動でポジションをエントリーしなおすことで同じ銘柄の先物を再度保有することができます。
XMの先物カレンダー
NYダウで解説します。
公式サイトなのですが、正直かなりわかりにくいです。
青枠のMar:3月限で解説すると
19年03月14日にクローズ(決済)のみトレード可能で
19年03月15日に満期で強制決済
ということです。
ただ赤枠のところでわかるように3月限ものがクローズできる3月14日のタイミングで次の6月限のものがオープンしています。
再度先物ポジションを保有したければポジションを入れ替えるタイミングは1日しかないため忘れないでおきましょう。
図にすると下記のようになります。
このサイクルが年4回、3月、6月、9月、12月とありますので先物指数をトレードする方は限月を忘れないでおきましょう。
XMの場合、詳細な満期日は限月が近づかないと公式サイトに表示されません。
限月は3,6,9,12月と変わりませんので詳細な満期日が知りたい方は限月が近づいてきたら公式サイトを確認するようにしましょう。
CFDでもXMPポイントは貯まる
XMをトレードする上でのメリットのひとつでもあるXMP
トレードするごとに制限なく勝手に貯まっていくボーナスポイントなのですが、FXでの取引はもちろん実はCFDのトレードでも勝手に貯まっていきます。
普段XMでトレードしているのに、このXMPというボーナスポイントを知らない人が意外といます。
そんなもったいないことはないのでXMでトレードしている人は忘れずに使用していきましょう。
株価指数CFDのトレードを考えている人へ
冒頭でもお伝えした通り、10年以上トレードしている私の感想からすればFXより株価指数のトレードのほうが難易度が低いと思っております。
理由は色々ありますが、その一番の理由は為替のFXより株価指数のほうがトレンドがでやすいから、という要因です。
ただし、ボラティリティは為替のFXの比ではないくらい高いです。
ですのでFXから株価指数CFDをトレードしてみようと思っている方は、まずは小玉でトレードしてみて株価指数の相場に慣れてからメインの枚数でトレードすることをオススメします。
株価指数CFDの相場に慣れてくるとFX以外にトレードできるマーケットが増えるので有利になってきます。
先物と現物の違いなどわかりにくいかもしれませんが、要は慣れですのでがんばってくださいね。
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