NYダウの暴落は来年へ、QE4!?開始でバブル相場へまっしぐら

今年の秋相場には米株相場が崩れて暴落し、リスクオフの動きが為替にも波及してドル円も円高方向へと動くと想定していましたが、どうやら私の想定は大幅に外したようです。

9月まではNYダウのショートを持っておりましたが、既に撤退しており今はロング目線、それも大きなロングで攻めのポジションを持っています。

なぜそんな180度目線が変わったのかというと、FRBの政策変更が大きく関係しております。

個人レベルではまだまだ下目線の人も多いかと思いますが、FRBの動向に逆らっていてはとても利益を上げ続けることはできないので私も方向転換をしました。

天井圏にあるNYダウはここからリセッションに入り暴落していくと予想している人が多いと思いますが、大衆の予想に反してダウはここから大きく上昇してバブル相場を形成する可能性が高そうです。

こんな値位置から上がるのか!?

と疑いたくなってしまいますがバブル相場とはそういうものなのですね・・・

 

QE4開始!? 大衆は下目線の現状

リーマンショック以降、FRBはQE1、QE2、QE3と量的緩和政策を実施してきました。

QEとは量的緩和のことであり、今回FRBは新たな資産買い入れプログラムを発表。

パウエル議長はQEではないと否定をしていますが、マーケットはQE4だと受け止めている印象です。

NYダウ 週足 ※チャート画像はすべてクリックでアップになります。

リーマンショック以降の米国株相場はFRBのQE(量的緩和政策)に支えられてきたといっても過言ではありません。

その証拠にFRBがQEを開始するとすべてにおいて強い上昇トレンドが発生しています。

これはたまたまでもなんでもなく相場とはそういうものなのです。

緩和をすれば株価は上がる、これは歴史が証明しています。

 

日銀もアベノミクスの名を借り、異次元緩和と称して安倍政権以降緩和を続けています。

事実、日経平均も黒田日銀になってからの緩和でずっと上昇トレンドを描いています。

 

現在の米国株は米債3カ月物から2年物に渡り、度重なる逆イールドカーブの発生で景気後退懸念であるリセッションを警戒せざるを得ない環境です。

しかも現在の米国株相場は歴史的な高値水準にあるため、ここから暴落となるとそうとうな値幅の下げを想定しなければならないため多くの人は下がる目線で見ているような環境です。

正直なところ私も9月までは大きく下目線での想定でトレードしていましたが、FRBの資産買い入れプログラムの発表からは逆に大きく上目線へ転換をしました。

過去の相場を見る限り、QE4とも受け取れる内容ではとてもじゃないが大きく下げる暴落は想定できません。

 

テクニカル的に見ても大きく上方向へトレンドがでそう

ファンダメンタルな内容ではQE4ですが、テクニカルで見てもNYダウはここから大きく上へ上昇しそうです。

NYダウ 日足

SMAはトレンドを判別するのに非常に優れたインジケーターです。

そのSMAですが、日足レベルで50SMAと200SMAの方向が一緒になってきています。

これだけでも上昇トレンドと認識することができますが、さらに注目すべきはその幅です。

短期SMAと長期SMAの幅が狭くなってきており、これは近い将来のトレンド発生を想定させる環境です。

 

直近では赤〇で囲ったあたりがテクニカル的に非常に似ている環境です。

ただ、あくまでもテクニカル的に似ているというだけです。

赤〇部分もその後上昇トレンドが発生していますが、年末にかけて上昇トレンドが崩れて暴落していっています。

今回もそういう暴落が起こらない、とは言い切れないですがファンダメンタル的にQE4という後ろ盾がありますので来年の夏前までは暴落が起きる可能性は低いと見ています。

 

ブログで度々お伝えしていますが、ファンダメンタルとテクニカルが合わさったトレンドは本物のトレンドとなりどこまでも伸びていく可能性が非常に高いです。

今のダウ相場がそういう環境になりつつあるというのは私からみればチャンス相場になってきます。

 

ドル円の大幅上昇に注意

米株相場が上昇してリスクオンになるとドル円にもリスクオンの流れが波及してくる可能性があります。

10月に暴落が来なかった場合、歴史的にみて年末まで安定相場で迎える可能性が高いため、ドル円もここからジリジリと上がっていく可能性が高そうです。

ドル円 日足

年末には季節要因で毎年ドルの需要が高くなるため下げにくい環境になります。

ただ、仮にリスクオンの流れがドル円に来たところで上には強力なラインがあります。

ジリジリとは上がっても抵抗帯を突破するのはかなりのファンダメンタルな変化が必要になってくると思います。

日銀の追加緩和か・・・?
来年の米大統領選か・・・?

何で動くかはわかりませんが、いずれ大きく動くのを待ちたいと思います。

ドル円はここ2~3年、年間の変動幅が10円前後と歴史的に見てもかなりボラティリティが低い状態が続いています。

この変動幅に慣れすぎてあまり話題になっていませんが、今年は残り2カ月なのにドル円は約8円ほどしか動いていません。

このままいくと、また最低変動幅の歴史的記録を更新します。

ここ2~3年でFXをやり始めた人は今の低ボラの相場環境に慣れ切っていると思いますが、低いボラと高いボラの相場は交互にやってきます。

それは相場のサイクルなので必ずきます。

いつかドル円が一日で2~3円動き続けるような相場がやってきても大丈夫なように日ごろから資金管理を徹底していきましょう。

 

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