ドル円は長期重要ライン突破なるか!?ユーロドルも長期の抵抗帯へ

先週の米朝首脳会談は波乱なしで終え、FOMCも織り込み済みの利上げを実施。

唯一相場に大きな動きがあったのが、ECB政策金利発表のイベントでした。

ひとまずドル円相場はFOMCでちょっと相場が動いたものの、週末には下げた相場が戻しており、思ったほど動かなかった1週間でした。

ドル円はまたもや長期ダウントレンドラインへ

さて、ドル円相場ですが、もう何度目だ?
といいたくなるくらいに上値ブレイク期待のチャートになってきました。

ドル円 日足 ※画像はすべてクリックでアップになります。

ブログ内で何度もお伝えしていますが、この青のラインの長期ダウントレンドラインを上へブレイクしない限り、スイングメインの私では到底買い目線になれません。

上へブレイクを確認してから、時間足チャートで中期的な波を狙いに行くつもりです。

その場合、売りトレードはするつもりはなく、あくまでも買いのみのトレードになると思います。

変わって今回もブレイクできずに反落してきてしまった場合。

今まで通り売りメインでのスイングトレードになると思います。

要は今のドル円の相場環境は、青の長期ダウントレンドラインを目安に買いメインか売りメインかを決めている状態です。

現状はラインの下で推移していますので、基本は売りトレードしかしません。

ただ今回のFOMCでも利上げしたので、そろそろドル円売りトレードでのマイナススワップがコストとして気になるレベルになってきました。

ひとまずは今までと変わらずトレードする予定ですが、次のFOMCでも利上げをした場合はドル円の売りトレードは少し控えていこうかと考えています。

そのかわり、メイン通貨でもあるポンドのほうでリスクを少し大きくしていこうかと思っています。

なにはともあれ、ドル円は青の長期ダウントレンドラインはまぎれもなく市場に意識されているラインですので、短期トレードの方も長期トレードの方も、このライン際でのチャートの形とリアルタイムの動き方はかなり勉強になり、いい経験になると思います。

ユーロドルは2014~2016年のレンジ上限へ

変わってユーロドルですが、先週のECBのイベントで大きく下落しました。

しかし、その前段階の大幅下落で2014~2016年に形成されたレンジ相場の上値抵抗帯へ接触し、一旦反発しています。

ユーロドル 週足

グレーのラインが2014~2016年のレンジ相場の上値抵抗帯です。

青のラインはリーマンショック前の高値からの超長期のダウントレンドラインです。

4月のユーロドルの記事でも青のラインについては触れていますが、ここまでキレイに下げてくるとは思っていませんでした。

当然売りポジションは持っていませんでした。笑

ただ下げてきたということは青のラインは市場は意識していた、ということになりますので今後も引き続き注目のラインになってくると思います。

そして現在のグレーの抵抗帯で踏みとどまっているユーロドルですが、去年末からお伝えしている通りドルストレートは長期のドル安トレンドを描いているとの認識は崩れていません。

去年末の記事はこちら
ドルストレートはドル安方向へ、来年から本格化しそうなドル安相場。

その後の記事でお伝えしていますが、グレーの抵抗帯をローソク足が下抜けて、2014~2016年のレンジ内に戻ってきたときに私の見通しが間違っていたことを認め、その後は新たに方向性を探っていくつもりです。

もしグレーの抵抗帯を下へ突き抜けたら、恐らくドル円も長期ダウントレンドラインを上へブレイクしていると思いますので、そうなると一気にドル高目線になってくると思います。

私が、ではなく市場が、です。

IMMシカゴ投機筋ポジションは現在ドル安方向

6月12付けの投機筋のポジション状況ですが、ユーロドルは依然としてドル安方向、ドル円はここ2カ月ドル高とドル安といったりきたりしています。

ユーロポジション
  • ユーロロング 236,617枚
  • ユーロショート 148,392枚
  • 差引 88,225枚のロング
円ポジション
  • 円ロング 60,609枚
  • 円ショート 55,557枚
  • 差引 5,052枚のショート

ユーロが差引ロングということはユーロ買いドル売りのポジションになりますのでドル安方向へのポジションになります。

ドル円はここ2カ月くらい差引ロングとショートをいったりきたりしていて、なんとも不気味なポジション状況ですが、3月までは投機筋達は大量にドル円ロングをもっており、当然ドル高方向へのポジションでした。

しかし最近はドル円でもドル高のポジションを崩してきており、現在はほぼフラットな状況となっています。

ドル円は長期ダウントレンドライン際で投機筋のポジションはフラットの状態(どちらにも動ける余力がある状態)

ユーロドルは4月の段階で一時15万枚ほどあったユーロ買いポジションが一旦解消され現在8万枚強(抵抗帯付近で上昇の余力ができている状態)

どちらへ動くのか、は誰にもわかりませんが相場が少し面白くなりそうな状況になってきていると思います。

ブログランキングヘ

コメントを残す