日本の個人トレーダーは
ドル円をメインにクロス円しか見ていない人も多いと思いますが
FXトレードをしている以上、ドルストレートも見ておかなければいけません。
こちらはユーロ、ポンド、豪ドルのドルストレートです。
3種共に共通しているのは
長いドル高相場から底練りを経て、上昇しかかっている点です。
ダウ理論でいうところの先行期にいる可能性が伺えます。
※ダウ理論の記事はコチラ
ダウ理論をトレードで生かす 市場の原理原則
ファンダメンタル的な相場展開では、来年はドル高予想が多いと思います。
しかし、相場参加者の全体がそういうムードのときこそ
少数の勝ち組達は、ダウ理論でいうところの利食い期に該当し
仕込みどころの先行期になりやすいのです。
事実、テクニカル的な相場展開ではドル安方向へ向かっています。
ドル円は、ドルストレートほど顕著なドル安は起こっていないですが
それは円安圧力とドル安が互いにぶつかり合っているため
2017年はレンジ相場を形成していたにすぎません。
現状、ドルを売りたいと思っている人が多いので
テクニカル面ではドル安方向へ向かっているのです。
チャートはそういった群衆の思惑を表してくれます。
ファンダメンタルはドル高だからとチャートに現れるサインを軽視していると
チャンスを逃し、ファンダメンタルの見通しが間違っていたときに痛い目に合います。
私がファンダメンタルを重視しない点がまさにこれです。
ファンダメンタルよりも早く、市場のサインに気付きやすいテクニカルの理解度を深めてトレードに役立てていくことをおススメします。
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