弱い雇用統計でも下げきれないドル円、今週の週足は要チェック。

先週金曜日の米雇用統計では弱い結果となるもドル円は下げきれず、行ってこいの値動きとなりました。

日足で見ると下ヒゲとなり、一見するとここから再上昇してもおかしくないチャートですが週足でみると110円タッチからの見事な上ヒゲを形成しております。

日足下ヒゲで週足が普通の陽線であればトレンドの勢いは衰えたとはいえず、むしろ今週も高値を更新し続ける可能性のほうが高いですが、現状は週足上ヒゲを形成してしまったので今週の時間足チャートには注視し、週足で再度上ヒゲを形成するような動きを見せたなら、私は結構本気目のドル円売りをいれるつもりではあります。

ドル円チャートを見ていきましょう。

ドル円 日足 ※画像クリックでアップになります。

2017年のレンジ相場下限の抵抗帯ですが、こういうのはセオリー通りの抵抗帯です。

ちなみに私はこのあたりで少し売りをいれて損切をしております。

少し遡って2015年に形成された大きめなヘッドアンドショルダーのネックラインですが、ここもセオリー通りの抵抗帯になります。

そして2016年にネックラインの節目でセオリー通り反発下落しております。

何が言いたいのかというと
セオリー通りに行くときもあればいかないときもある。

まぁ、非常に当たり前のことなんですけどね。

ただ、この当たり前のことが当たり前に理解できない人が多いのでトレードでは負けてしまう人が多いのが現実です。

セオリー通りに売買してしっかり損切をし、損小利大でトレードをしていれば上のチャートを見てもわかる通りしっかり利益は出せるのです。

 

ちなみに2017年の後半に形成された、少し形はいびつですが日足で確認できるヘッドアンドショルダーがあります。

もしこのヘッドアンドショルダーのネックラインにレートが来た場合、あなたはどうしますか?

売りますか?
買いますか?
何もしませんか?
ネックライン際のチャートの値動きを見てから判断しますか?

どれも正解です。
ネックラインに来てから考えるのではなく、日ごろからあらゆるチャートパターンを想定し、実際にその想定通りになった場合迷わずトレードできるようにしておかないと、とれるチャンスをものにできなくなりますので色々なパターンを想定しておくのがいいと思います。

さて、ドル円の今後の想定ですが
もしかしたらドル円はこのトレンドラインに沿って下落しているのかもしれません。

長期ダウントレンドラインの上値抵抗線はもはや疑いようがなく市場に意識されていますが、下値抵抗線も引けるといえば引けるので、もし今後レートが下落してきてこの下値抵抗線に接触したらチャートを少し注視して見たいと思います。

ただ、だからと言って買いをいれるつもりはありません。

長期のトレンドの流れに逆らう抵抗線でのポジション取りは、長期でのトレンド転換の可能性がありそうな場面でしか個人的にはやりません。

結果的に損切貧乏になる可能性が高いので、もしやろうと考えている方がいるのなら比較的短期での勝負をオススメします。

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