ゴールド相場が暴落しています。
私は12月の安値、1800ドル台で大き目のロングを仕込んでいて、1950ドル付近まで上昇していたときはかなり余裕な感じで構えていたのですが、わずか2、3日で1830ドル付近まで暴落してしまいました。
いまだにロングは保有しています。
そして前回書いた2021年の戦略についても変更はありません。
ただ、ゴールドのロング勢が絶対に損切しなければいけないポイントがあります。
それは週足の節目です。
GOLDの日足、週足の節目
ゴールド相場の日足の節目です。
ゴールド 日足 ※チャート画像はすべてクリックで別タブにてアップで開きます。
日足でみるとダウントレンドラインを上へブレイクしたのにダマシに終わり戻ってきてしまいました。
こうなってくるとロング勢はかなり不安になってくるのですが、実はこの赤〇の日足のポイントというのは週足でもかなり重要なポイントになってきます。
週足の50MAは日足の200MAとほぼ同じ位置になります。
ただ、日足で押し目っぽいチャートになったとしても週足でしっかりと反発しなければ重要なポイントとは言えません。
しかし去年12月に作った1770ドル付近の安値は週足でしっかりと押し目を形成していますので、過去の相場を見る限りここを割れない限りロング目線でいいと思います。
逆に割れてきたらリーマンショック前のような相場になる可能性があるので個人的にはしばらくGOLDは触らない予定です。
上昇トレンド中のダマシは過去にもある
冒頭で紹介した日足ブレイクアウトのダマシチャート
実は長期上昇トレンド中において過去にも何回か同じようなパターンが出現しています。
ゴールドの場合、日足レベルのブレイクアウトはそのままキレイな上昇トレンドになることが多いのですが、長期上昇トレンド中の2006年でもこのような日足レベルのダマシが発生しています。
ダウントレンドを上へブレイクアウト後、日足50SMAと200SMAをクロスした部分を反発し、キレイな押し目を形成し上昇。
そして2、3日で下落し押し目を割り込みヘッドアンドショルダーのような形に・・・
その後数日で上昇開始して押し目がダマシに終わってしまった・・・
確実に言えることは、この時代に私がゴールドをトレードしていたらこの部分で確実に損切してモロにダマシを食らっていると思います。(;´・ω・)
2010年パターンは明確なダマシこそでていないものの、ダウントレンドラインを上へブレイクアウトしたにも関わらず、その後に伸びずに反落&低迷
2006年と同じようなヘッドアンドショルダーの形を形成してまた割り込むのかと思われましたがネックラインで無事反発し上昇トレンドに回帰していますね。
現在の2021年とは少し形が違いますが、それでも日足レベルのダマシであったり危ういチャートは長期上昇トレンド中と言えどもどうしてもでてきてしまいます。
そんなときは週足の節目を確認するのが一番です。
週足をメインにトレードするのではなく、週足の節目を割れたら必ず相場の方向性が変わりますので明確に100%撤退するポイントがわかります。
FRBの無制限QEや低金利政策の維持など、ファンダメンタル的にもゴールド相場は長期上昇トレンド中に入っている可能性がかなり高いです。
だからといってキレイに上昇するというわけでもなく、日足レベルなら普通にダマシが発生するとわかっていれば、幾分気がラクにロングのスタンスでいられます。
週足の押し目を割れたら完全にロングスタンスを変えるという認識さえ持っていれば、大きく資金を減らすこともないと思いますのでゴールド相場を触っている人はお互い気をつけてトレードしていきましょうね。
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