損切って大切なんですよね。
そんなことはわかってはいるんですよね。
それでもトレードしていると損切ができないときってでてくるんですよね。
そういうときに限ってレートがズルズルと思惑とは逆の方向へ動き、損失が膨らんでいくんですよね・・・
そしてこう思うんです。
『本当にオレはダメなトレーダーだ』って・・・
でも安心してください。
最初は誰だって損切ができないんです。
今勝てているトレーダーだって最初は損切ができなくて苦労していた人がほとんどです。
私だってそうでした。
今回は、そんな損切ができないトレーダーのために、私が克服した練習方法をご紹介していきたいと思います。
損切を克服するための練習方法
結論からいいますと、損切をしまくります。
ただ、リアルマネーを使うと例え1000通貨トレードでも理不尽に資金が減っていきますので最初はデモ口座を使います。
今はほとんどのFX業者でデモ口座があるので、現在お使いの業者でデモ口座を開いてください。
そのデモ口座で何をするのかというと、自分のトレードルールで損切をしまくります。
目安は損切100回くらいでいいと思います。
そしてポイントが利食いを絶対にしないこと
利食いをしないということはポジションがどんどん残ったままになるのだが、気にせずマイルール損切100回に向けて、新たにどんどんポジションをとり損切しまくる。
当然宵越しのポジションがでてくるが気にしない。
スキャルピングなどの超短期足だとあまり有効な練習にはならないと思うのだが、5分足以上の時間軸で3~4か月くらいかけて、損切100回くらいをやると、やり終えたころ、もしくはやり終える前には高確率で口座残高がおもしろいことになっているケースが多い。
これは実際に経験してみないと実感としてわからないのだが、結構な確率で利食いをしていないポジションの含み益が大きな金額になっており、なおかつ元の口座資金を超えているケースが多い。
もちろんそのときの相場環境にもよるので、一概にはそうならないケースもあるのだが、そもそもこの練習方法の目的は損切ができないことを克服する練習である。
残りのポジションの爆益についてはおまけのような経験だ。
FXトレードをするにあたって、儲けたいから、利食いをしたいから、そういう思いでトレードしているから損切ができなくなるのである。
まずは利食いなんて後回しにして、損切に対する痛みや慣れをデモ口座とはいえ徹底的に体に染み込ませる。
これが私が損切ができない状態を克服した最初の練習方法です。
上記にも書きましたが、この練習をしていたら利食いをしていない残りのポジション達が元の口座資金を軽々超えて爆益を出すことが多々ありました。
初心者がよくやるコツコツドカンで負ける逆のコツコツドカンで資金が増えていたんですね。
当時の私は損切の練習のつもりでこのやり方をしていましたが、「損切をしまくっているのになぜ資金が増えるのか・・・?」と不思議に思いました。
結果的にこの経験からバックテストを経て、ひとつの優位性のあるトレードルールを構築しました。
本当にどこで転機が訪れるか、わからないものですね。
この方法は、あくまで私が昔やっていて有効だと思った方法です。
デモ口座で損切しまくって徹底的に体に染み込ませる。
ちなみに私はその後、リアルマネーでも体に慣れさせるために1000通貨トレードで損切しまくって実際に資金が徐々に減っていく痛みを体に慣れさせました。
ご興味がある方は自己責任でお試しください。
損切をしまくる練習の意味
上記では損切をしまくる練習方法をご紹介しました。
しかし、自分のトレードルールがまだ決まっていないという人もいると思います。
最初の内はなんでもいいのです。
pipsベースでもいいし、金額ベースでもいいのです。
30pips逆行したら切るぞ! -2000円逆行したら切るぞ!
自由です。
大事なのは-30pipsでもー2000円でも
とにかく自分が決めた規律(損切ルール)を徹底するところから始まります。
お金を増やしたいという本能に逆らって無意識的に損切を徹底できるレベルにまでならないと、トレードルール・手法構築の作業をして優位性のあるトレードルールを手に入れられたとしても、荒れ狂う相場の波にもみくちゃにされ、辛抱できず損切注文を外してしまったり、損切を入れずに
戻ってくれぇえええええええええ!!!
とか無意味なお願いをする始末になってしまいます。
その損切は有効な損切なのか?
キチンと正しい位置に損切を置けているのか?
などは最初は気にしなくていいです。
そしてポジションを持つエントリーポイントも最初はどうでもいいです。
相場を見て、この辺でエントリーしたいなーと思ったところでエントリーすればいいです。
すでに自分のマイルールを持っている人は、それに従ってエントリーすればいいです。
大事なのは
自分が決めた規律( 損切 )のルールを徹底できるかなのです。
それをやると恐らく口座資金が徐々に減っていきます。
徐々に減っていくのになぜやるのか?
それは優位性のあるルール、手法を確立したあとに損切を淡々と実行できるようになるためです。
ちょっと大げさにいえば、呼吸をするのと同じくらい無意識に損切ができるようになるのが理想ですが、儲けたいという人間の本能に逆らう行為のため、当たり前ですが、そのレベルに到達するのは簡単ではありません。
地道な作業の繰り返しこそがトレーダーとしてのレベルアップになるのです。
損切したお金は経費と考えるの大嘘
よく、損切ができない人に対して
損切したお金は経費と考えるんだよ
ビジネスだってそうだろう、経費がなければ売り上げは上がらない
トレーダーにとって必要な損切(経費)がなければ利益(売り上げ)は上がらないんだ。
という人がいます。
はっきりいいます。
大嘘です。
大嘘というか、主語が足りないんです。
損切をしたお金は経費と考える、のではなく
優位性のある(勝てる)ルールを持っているトレーダーは損切をしたお金は経費と考える、のです。
この違いわかりますか?
勝てる仕組みやルールを持っているトレーダーは、どうあがいても確率論から考えて損切がでることはわかっていて、その上で利益が見込めるので損切 = 経費と考えることができるのです。
これを勝てないトレーダーが、損切は経費なんだ!
と思ったところで、損切はただの損失で口座資金が減っていくだけなんですよ。
要は、利益という売り上げが長期的に見込めないのであれば、損切はただの損失です。
あまり損切 = 経費を鵜呑みにしないようにしましょう。
そのセリフが言えるのは勝てるトレーダーになってからです。
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