初心者の人やトレードで勝てない人達は勝ち組トレーダー達の情報に触れようとします。
トレード手法、相場観、などは特に知りたい情報だと思います。
そんな情報もブログ、動画、ツイッターなどで積極的に情報発信している勝ち組トレーダー達が多くいるので比較的簡単に情報収集することができます。
最近は本当に便利な世の中になりましたよね。
しかし勝ち組達の情報収集をしていて、初心者の人や勝てない人は一度はこう思ったことがあるはずです。
『こっちの勝ち組とあっちの勝ち組で言ってることが違うんだけど・・・』
今回はそんな疑問に答えていこうと思います。
なぜ勝ち組達の言ってることが違うのか
初心者の人や勝てていない人達は勝ち組達の情報を聞きに行きます。
しかし、その過程で勝ち組トレーダー達の言っていることに矛盾が多くあることに気付きます。
例えば以下のようなパターンですね。
- ダウ理論やグランビルの法則は使えない
- 節目でプライスアクショントレードじゃなきゃ勝てない
- 押し目は狙わないほうがいい
- ファンダメンタルは意識しない、テクニカルのみ
- ダウ理論やグランビルの法則を覚えなければ勝てない
- プライスアクショントレードは勝てない
- 押し目を狙ったほうが勝てるし利益を最大化できる
- ファンダメンタルは意識しない、テクニカルのみ
- ダウ理論やグランビルの法則は覚えておいて損はない程度
- テクニカルはボリンジャーバンドだけで十分
- トレンドフォローの順張りもやるし逆張りもやる
- テクニカルのみではなくファンダメンタルも意識する
あるトレーダーはダウ理論やグランビルは勝てないと言っているけど・・・
でもこっちのトレーダーはダウ理論やグランビルを覚えなければ勝てないと言っている・・・
押し目は狙わないほうがいいと言ってるトレーダーもいるけど押し目狙いが勝てると言ってるトレーダーもいる・・・
ファンダメンタルは意識しなくても勝てるの・・・?
でもファンダメンタルを意識しないと勝てないと言ってるトレーダーもいる・・・
一体何が正解なの・・・?
こう思ったことはありませんか?
結論をいうとすべて正解です。
上記3人のトレーダー達は自分の考えで自分のトレードスタイルを構築して相場から利益をあげられているので3人の発言はすべて正しいのです。
ここで気をつけなければいけないのは3人にとってそれが正しいのであってあなたにとって正しいわけではないということです。
自分の相場を見つける重要性
前述した3人のトレーダー達は簡単に言うと自分だけの相場を見つけているということです。
自分だけの相場とは
- 自分なりの相場環境認識(ファンダメンタルやテクニカルを駆使)
- 自分なりのトレードルール
などですね。
ファンダメンタルは意識するのか、しないのか?
テクニカルは何を使うのか、またそれを使う理由は?
使う時間足は何をメインに使うのか、またそれを使う理由は?
トレードルールはなぜそれにしたのか、バックテストはしたのか?
このようなことを細かく自分の中で決めていき、自分の中に落とし込んでいく。
その上で相場と対峙するので発言にブレが生じず、前述した3人のような一見すると矛盾したような発言になってしまうのです。
繰り返しになりますが、3人のトレーダー達の発言はすべて正しいです。
それは個々で自分だけの相場を見つけた上での発言だからです。
自分だけの相場の見つけ方
基本的には自分で色々と試行錯誤して見つけていくしかありません。
しかし見つけ方の目安となるものが欲しいと思います。
あくまでひとつの目安ですが、自分がトレードしていてストレスがかからないトレードスタイルを選ぶことが重要です。
例えばデイトレードの場合、チャートに張り付かなくてはいけないためずっとPCの前にいるのが苦痛だ、という人もいるでしょう。
しかしチャートに張り付いていない間は基本ポジションを持たないので相場がどう動こうが気にしなくていいからラク、という人もいると思います。
変わってスイングトレードの場合、チャートに張り付かなくていいスタイルのため普通に日常生活を送れるからラクだ、という人もいます。
しかしスイングは基本ポジションを常に持っていることが多いので日常で相場の急変動などに気をつかわなければいけないから苦痛だ、という人も当然います。
どういうトレードスタイルを選ぼうがあなたの自由ですが、迷っているのならばまずは自分がストレスを感じにくいトレードスタイルを見つけることから始めてみることをオススメします。
その上でどういうテクニカルを使うのか、トレードルールはどうするのか、を自分なりに決めていくことが自分だけの相場を見つける近道になってきます。
参考までに私の自分の相場
- メインスタイル:スイング、機会があればデイもやります。
- インジケーター:SMAのみ
- 相場環境認識方法:ダウ理論とグランビルの法則
- ファンダメンタル:意識しない
- メインマーケット:ポンド系とNYダウ(理由はトレンド発生頻度が高いから)
私の人生のモットーは『最小限の労力で最大限のリターンを』です。
これはトレードに限らず、仕事をする上でも常に意識していました。
そんなモットーをトレードでも意識していたときに、デイトレードは私には合わなかったんですよね。
数時間もチャートに張り付いて1回もエントリーチャンスが来ない・・・
デイトレーダーにとってはこんなことは日常茶飯事です。
私にとって数時間もチャートに張り付いてエントリーチャンスがこないことは最小限の労力には該当しません。
ですのでスイングに切り替えました。
スイングであれば日常生活を送りながら数時間ごとにチャートを見て、必要があればスマホでポチっとすればいいだけなので私的にはストレスフリーです。
またトレンドに乗ることができたなら寝ている間も利益がどんどん膨らみます。
自分のモットーに合っているトレードスタイルです。
しかし当然ポジションの保有期間はデイトレードに比べたら長いので、相場の乱降下に巻き込まれる確率は高くなります。
それがストレスに感じる人もいるでしょう。
大事なのは、自分にとってどうなのか?
勝っている人のトレードスタイルやルールをマネしたくなる気持ちは十分にわかります。
ですがそれはその人の相場であり自分の相場ではありません。
苦しいとは思いますが、自分だけの相場を是非見つけてください。
スイングがいいとは思いますが、長期でもつ怖さと利確まで日がかかるのでポジションが大きく必要かなのが怖くてついついスキャルピングやデイトレになりますが、コツコツドカンで勝てません。こんなにも難しいものなのですね、、、、。
omuraさん
初めましてコメントありがとうございます。
デイトレは基本的にわずかな値幅を取りにいくのでレバレッジに高めになります。
変わってスイングは基本、大きな値幅を取りにいくのでデイトレ比べてレバレッジ低めでポジション枚数が少ないです。
スイングポジションを保有中に恐怖を感じるのであれば、それは恐らく自分の資金量に対してポジション枚数が大きいということになります。
資金10万に対してスイングポジションの損切を500円とかにすれば、保有中はそんなに恐怖を感じないはずです。
もしそれすら恐怖に感じるのであればトレードは向いてないのでやめたほうがいいですが・・・
難しくしてるのは意外と自分自身だったりするので、長期足のみ見て低レバでスイングをしてみることをオススメします。