トレンドが発生する瞬間。
それがわかったら苦労はしないですよね。
しかしテクニカル的に相場の本質がわかっていると、あながちムリではないことがわかってきます。
トレンドが発生する瞬間
テクニカル的にトレンドとは、価格を更新したその時にトレンドが確定します。
ダウントレンドで話します。
ダウントレンドは安値を更新したその時にダウントレンドが確定します。
これはダウ理論に基づき、市場の原理原則のひとつです。
そして肝心のテクニカル的にトレンドが発生する瞬間ですが
トレンドは1分足から始まります。
1分足で安値を更新
ダウントレンドが確定し継続したら
5分足で安値更新しダウントレンドが確定します。
さらに5分足でトレンドが継続した場合
15分足で安値を更新し、ダウントレンドを形成します。
さらに1時間足、4時間足、日足と
小さい足から徐々に大きな足へとトレンドが波及していきます。
小さい足でトレンドが確定していないのに
大きい足でトレンドが確定するなんてことは、絶対にありません。
これをトレードにどう応用するのかですが
例えば、このようなレンジで売買をしていたとき、レジスタンスが近づいたら売りで構えますよね。
黒〇部分の1分足を見てみましょう。
ドル円 1分足
100SMAを表示しています。
例えば、100SMAの下にローソク足があるとき直近安値を割ったらダウントレンド確定と定義したとします。
※トレンド確定を定義するインジケーターの種類は各個人の自由でいいです。
すると黒〇部分がエントリーポイントとなります。
損切は、またもやダウ理論に従い直近高値を超えたところに設定します。
20pips前後でいいんじゃないでしょうか。
その後5分足ではどうなったでしょうか。
1分足でエントリーしたのが黒〇
直近高値20pipsくらいのところに設定した損切ポイントにはレートは届かず、5分足でもダウントレンドを形成してくれました。
ではその後1時間足で見てみましょう。
1時間足でもダウントレンドを形成してくれました。
日足ではダウントレンドを形成してくれませんでしたが、もし日足でもダウントレンドを形成してくれてたら、レンジ下限で半分利食い、残りは下限ブレイクアウト期待で持っていてもいいと思います。
今回のチャートはあくまでも、うまくいった場合です。
しかし、長期足でチャートを確認し、短い足でトレンド確認後エントリーした結果
リスクが20pipsでリターンを数円とれているのも事実です。
このようにトレンドが転換しそう、もしくはラインで反発しそうなときに短い足でトレンドが確定してからエントリーするほうが無駄なエントリーを無くし、統計的に見て勝つ可能性が高くなります。
なぜ勝つ可能性が高くなるか、ですが
トレンドに逆らわないことが相場の王道だからです。
しかし短い足は価格の更新が頻繁に行われるため、トレンドの方向が変わるスピードが早いです。
だから短い足のデイトレードなどは難しいのですが、長い足でチャートを見て短い足でトレンドを確認してエントリーする
このようなやり方はトレード上級者なら恐らく皆やっています。
オーバーシュートのカウンターエネルギーをとりたい場合などは、1分足のトレンドを待ってからエントリーしたのでは遅すぎますが、通常のエントリーであれば、長い足でチャートを見て短い足でトレンドを確認してから、その方向にポジションを持てば統計的に見てそんなに酷いことにはならないです。
トレードでは儲けようとするのではありません。
このブログで繰り返しお伝えしていますが
統計的に見て、そんなに酷いことにはならない
この繰り返しの果てに、口座の資金が増え続ける
常勝トレーダーへの道があるのです。
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