トレードを始めたてのころの悩みのひとつに
どのようにラインを引いていいのかわからない、というのがあると思います。
引ける人からすると 『いや普通に引けばいいじゃん。』
と思うのですが、それがわかれば苦労はしない
と思うのがまた勝てない人の悩みなのであります。
今回はそんなトレンドラインの引き方と考え方をご紹介します。
ラインの引き方
ラインの引き方で悩む人が多いポイントが
ヒゲは含むのか?です。
高値と高値で結ぶのか?
終値と終値で結ぶのか?
悩まれる方多いと思います。
それでは解説していきます。
トレンドラインの引き方
ちなみにこちらはGBP/USDのチャートです。
ポンド系はダマシが多いのでラインを引く際の勉強になります。
上のラインは3番目の山がラインに届かず跳ね返っているし
下のラインは4番目の谷がヒゲが出ちゃってるし
なんかしっくりこないなぁ~
さっきよりはしっくりきてる
上のラインはキレイに跳ね返ってる
でも下のラインが4番目の谷がライン割り込んじゃってるしなぁ
やっぱりダメだ、全然キレイに引けないや
高値安値で引けばいいのか
終値で引けばいいのか
結局全然わからない
とお思いの方。
結論を言うと
どっちでもいいのです。
どちらで引こうが正解なんてわかりません。
市場参加者全員にアンケートをとって多い方を選べればそれに越したことはないですが、そんなこと不可能です。
それにラインはキレイに引けるときのほうが珍しいです。
大抵の場合、大なり小なりローソク足ははみ出ます。
トレンドラインの引き方で大事なのは
一定の値幅でジグザグしていることなのです。
そして、私がオススメするのが
ラインではなくバンドで考えるです。
バンドで考える
バンド = 帯 です。
下のトレンドラインがさらに伸び、前の谷ふたつもラインの中に入っていることが分かると思います。
抵抗線というより抵抗帯と考えることにより、ダマシを減らす効果やトレンドを認識する能力の向上になるため非常にオススメです。
線ではなく、帯(バンド)で考えることにより
バンド内に入ったら反発する可能性が高いと認識することができますね。
さらに上記の画像
バンドで考えることにより、もっと大きなトレンドを捉えることができます。
バンドで考えることにより、もっと大きなトレンドを捉えることに成功しております。
ちょっとまってくれ
チャート画像真ん中、思いっきりローソク足が飛び出しているが・・・?
そうダマシです。
教科書通りならラインを下抜けそのままダウントレンドに転換ですが、さすがポン様ことはそう簡単にはいきません。
ライン下抜け後下げきれず、一旦上昇後に抜けたラインが抵抗線となり、再度下げへ転じ、さぁダウントレンドの始まりだ!
と思わせておいて、何事もなかったかのようにトレンドバンド内の価格帯に戻り、平然とアップトレンドを形成していっています。
こういったダマシがポンド系には多いので『殺人通貨』と呼ばれるのですね。
まとめ
チャートソフトによっては、上記の画像のようなバンドの描写はないと思いますので、ムリしてバンドを引く必要はないと思います。
ラインを引くときにバンドを意識して引くようにしていればトレンドを認識する能力も高まると思いますので、過去チャートやリアルタイムでも引きまくってみてください!
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