トレンドのエントリーポイントを探る時、多くの人は押し目を買おうとします。
それはそれで間違っていないのですが、それで勝てていますか?
利益を上げられないトレーダーが押し目を狙って買おうとすると、長い目で見れば資金が減り続ける可能性が高いです。
それはなぜなのでしょうか。
トレンドのエントリーポイント
トレンドのエネルギーを味方につけるエントリーポイントは
大きく分けて2種類あります。
- 押し目 or 戻りでエントリー
- 高値 or 安値を超えたらエントリー
押し目 or 戻りでエントリー
トレードを始めた人が、まずやろうとするのがこれです。
別に間違ってはいないのです。
レートが上がっていくのなら、押し目を待ってできるだけ安く買いたい。
一部参加者が利食いをして、レートが下がったその押し目を買う。
勝ち組トレーダーもやっている手法です。
では勝てない人がこれをやると、なぜ資金が減り続けるのか?
それは
何をもって押し目とするのかの定義がないからです。
レートが上がっていって、30%戻しの反発で押し目と認識するのか。
50%戻しの反発で押し目と認識するのか。
その定義がないから負け続けるのです。
別に30%だろうが50%だろうがどっちを狙ったっていいんです。
大事なのは、自分の中で何を押し目と定義するのか
それを決めてるか、決めていないのかで収支が大きく変わってきます。
例えば、押し目を狙うエントリーの失敗パターンで勝てない人が良くやるのが、押し目を買い続けることです。
チャートが上に跳ねた時に押し目を狙う。
上の画像の例で、押し目と言えるところに黒〇表示してみました。
狙いとしては全然アリだとは思うのですが、勝てない人は黒〇部分の押し目を全部買います。
押し目の定義を決めていないため、黒〇を買っては損切を繰り返します。
そして『なんだよ、下げトレンドかよ』と言って本来の狙いとは違う戻り売りを狙い始め、赤〇部分で売りを入れ始めます。
押し目や戻りは定義付けをキチンとしている人には有効ですが、勝てない人がやると無意味なエントリーを繰り返しメンタルがボロボロになる可能性が非常に高いです。
まずは押し目の定義付けをすること。
※定義はなんでもいいです。
押し目を狙うメリット・デメリット
損切までのポイントが浅いので、うまくいった場合利益が大きくなる
トレンドの押しを買うので有利な価格で買える
勝てない人がやると、損切貧乏になりやすい
損切連発の結果、メンタルが崩壊しやすい
押し目を作らない強いトレンドがでたとき、なにもできない
そして勝てない人にオススメなのがもうひとつの方法
高値 or 安値を超えたらエントリー
このブログでも何度もお伝えしていますが
ダウ理論に従い、トレンドが確定してからエントリーする方法です。
アップトレンドの場合、直近の高値を更新したらエントリーする
方法です。
このエントリーの有効性は、無駄な損切を減らす。
上の画像はたまたまうまくいっているパターンですが、トレンドが確定してからエントリーするのでその後の利益も伸びやすいです。
しかし、アップトレンドで直近高値を更新してエントリーした場合。
損切は直近安値の下付近にセットするのですが、高値を更新してからエントリーしているため損切までの幅が広いです。
枚数も少なめになるため、トレンドが伸びても利益率は低いです。
高値 or 安値更新エントリーのメリット、デメリット
トレンドが確定してからエントリーするので利益が伸びやすく
無駄な損切にかかる確率が少なくなる。
押し目を作らない強いトレンドがでたとき、初動でトレンドに乗れている。
結果、うまくいった場合の利益率が低くなる。
しかし、初心者や勝てない人に理解してほしいのは
儲けることより、資金を守るほうに専念してください。
価格を更新し、トレンドが確定してからエントリーする方法は利益率が少ない分、無駄な損切にかかりません。
相場に慣れないうちは、価格更新後のトレンドが確定してからエントリーする方法をオススメします。
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