穏やかな為替相場とは裏腹に仮想通貨市場が軒並み暴落していますね。
私は仮想通貨市場には一切参加しておらず、少なくともあと5年は参加するつもりはないのですが、現在ビットコインなどをトレードしている人は、今の暴落相場でどうしていいのかわからない人も多いと思います。
ネットなどでは、『今が買いだ!』と根拠もなく煽っているのをチラホラ見かけます。
未来において過去を振り返った場合、本当に今の暴落が買い時なのかもしれませんが、はっきりいいます。
現状のチャート的にはとても買える状態ではないということを。
現状のビットコインが買えない理由
それは、週足ベースでの三角持ち合いを下にブレイクしたからです。
こういったテクニカルな見方というのは、時間足が長くなればなるほど信頼度が増します。
それが週足という、かなりの上位の足での三角持ち合いを下にブレイクしてしまいました。
値ごろ感で言えばかなり安くなってますので飛びつき買いをしたい気持ちもわかりますが、テクニカル的にはまったくもって買えるような状態ではありません。
ただ、日足ベースでも移動平均線からかなり乖離していますので、2、3日などの短期勝負での買いトレードなら話はわかります。
しかし現状下方向へのブレイクから強い下落トレンドがでていますので、個人的にはやる必要のないトレードになりますね。
65万円以上で買いポジションを保有していて下落を耐えてお祈りしている人もいると思いますが、残念ながらチャート的にはここから上昇していって65万を突破していく可能性は低いと思います。
※もちろん絶対ではないです、チャート的に可能性が低いだけです。
もしレートが上昇して65万の節目に近づいていったら、徐々に損切をしていくのがトレードではセオリーな考え方になります。
それ以前に65万を割れたところで損切をするのがトレードではセオリーですが・・・
下にブレイクした65万円付近は強力な節目になりますので、もしレートがその付近まで戻したら高確率で1回は跳ね返されます。
そこまで戻す可能性は個人的には低いと考えていますが、もし戻したらかなりの売り圧力がでるエリアです。
買い目線で見ている人は、そこで大きな下落がでても驚かないようにしておきましょう。
チャート的にビットコインの買い時を探る
あくまでも、中期~長期目線での買い時になります。
個人的には、日足ベースで短期SMAが長期SMAを上回り、両SMAが右肩上がりに傾いている状態。
更に両SMAの外側にローソク足が位置し、尚且つ直近の高値を上回った時。
ビットコインに関しては,このくらい慎重な買いを探るくらいでちょうどいいと思います。
上記のようなチャートになれば、それは下落トレンドが終了して転換したと断言できるチャートです。
もちろんそのままグングン上昇していくワケではありませんが、一旦下落トレンドが終了してテクニカル的に上昇トレンドへ転換したことは確認できますので、キチンと損切をいれて買いトレードをしていくには十分な相場環境です。
しかし・・・
上記のようなチャートが形成されるのはいつになることやら・・
ビットコイン現物をドルコスト平均法で買っている人
上記までの話は、あくまでも投機というトレードならの話です。
投資目的で現物をドルコスト平均法で買っている人は気にせず買いを続行でいいと思います。
ただ、しっかりと資産と言えるような状態までに何年かかるのかは誰にもわかりません。
仮想通貨市場のバブルが弾けたのは間違いないです。
そしてバブルが弾けた相場というのは回復までにかなりの年数がかかるか、もしくは永遠に戻ってきません。
過去のオランダでのチューリップバブル
弾けたバブルが30年間戻っていない日本株相場
2000年に弾けたアメリカのITバブル、ナスダックは回復に16年かかっています。
ビットコイン含めた仮想通貨たちが本当に価値のあるものなら、いつかは回復するかもしれません。
しかし、いつ回復するのかなど誰にもわかりません。
仮に回復したとしても、歴史を教訓とするのならば、相当先の未来である可能性が高そうです。
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