海外FXに興味はあるけど国内FXしか使ったことないから不安・・・
という人も多いと思います。
実際のところ、国内業者よりも健全に運営されている海外業者は多くあります。
海外FXのメリット・デメリットを理解すれば、使いどころによっては海外業者のほうがいい場合もありますので、理解したうえで効率よく資金を増やしていきましょう。
海外FXのメリット
海外と国内の違いがよくわからない、という方のために代表的なものを簡単にご説明します。
ハイレバレッジ
ハイレバレッジをデメリットとして捉える方がいますが、メリット以外のなにものでもありません。
資金力が無く、少ない資金を大きくするのがFXです。
数百倍のレバレッジでトレードできるので資金効率でみたら、国内口座とは比較になりません。
私自身、海外FXを使い始めてから一気に資金が増えた経験があるので、国内FXの低いレバレッジでチマチマと資金を増やすのではなく、大きく資金を増やしたい人は海外FX業者の使用は避けては通れないと思います。
マイナス残高リセットのゼロカットシステム
追証という名の借金が発生しません。
国内FX業者は強制ロスカットのみを採用していて、週明けの窓開けや急激な相場変動(トルコショックやスイスフランショックなど)でロスカットが間に合わないとき、口座残高がマイナスになり追証が発生する場合があります。
海外業者も強制ロスカットはあるのですが、上記のような相場急変動時にはまず強制ロスカットが発動し、もし間に合わない場合は一旦国内FX業者と同じように口座残高がマイナスになります。
しかしその後はゼロカットシステムが発動し、顧客の損失を業者が補填してくれてマイナス口座残高がリセットされてゼロになります。
このゼロカットシステムがあるからこそ、海外FXを使い続けているという人も非常に多いです。
海外業者はハイレバレッジでトレードができるため、資金力がある人でもFX口座にはあまり多くの資金をいれておかずにトレードするのが一般的です。
資金が減ってきてしまったら、追加入金してトレードすればいいだけだからです。
資金力めいっぱいにFX口座にいれておいて、相場急変動時に自分の資金がすべて吹っ飛ぶよりかは、トレードできる最低限の資金をいれておいて相場急変動時にはゼロカットシステムで守ってもらえる、というのが効率のいい使い方です。
海外FX業者のゼロカットシステムのメリットが最大限発揮されたのは2015年のスイスフランショックです。
スイス中銀は一貫して1.2のレート防衛ラインを表明していましたが、ある日前触れもなく撤廃を表明。
驚いた市場は一斉にスイスフラン売りに走り、ものの数分で約2,000pips下落しました。
対円で約20円です。
このスイスフランショックでも例外なくゼロカットシステムが発動されました。
国内FXを使っていた人は数千万も追証という名の借金を負った人もいるので、海外業者のゼロカットシステムのありがたみが分かると思います。
ドル円だっていつどうなるかわからないですしね。
NDD方式
国内の店頭FX業者は相対取引となっております。
相対取引とは、業者が顧客の注文を呑むことを言います。
簡単に言うと、顧客の損が業者の利益になるという事です。
どういうことかというと、国内FX業者は主にDD方式というものを採用しており、顧客の注文を受けた後にインターバンク等のカバー先に流すも流さないも自分達のさじ加減になります。
もし流さなかった場合、流さなかった注文の顧客がそのトレードで負けたら、その注文を受けたFX業者の利益になります。
この行為を俗に注文を呑むと言い、顧客の負けがFX業者の勝ちと言われる所以です。
多くの人が負けていると言われるFXの世界で、受けた注文のほとんどを市場へ流さず自分達で受けたとしたら・・・?
国内の店頭FX業者の儲け具合が分かると思います。
一方で海外業者の多くが採用しているNDD方式とは
顧客の注文を自動的にカバー先 (インターバンクなど)に流し、買いと売りをマッチングさせていることをいいます。
したがって、顧客の損は業者の利益にならず、スプレッドやスワップが業者の利益になるため、顧客がトレードすればするほど業者の利益になります。
取引量が増えると海外業者は儲かるため、その一部をトレーダーに還元してくれて win-win の関係が築ける業者も結構あります。
日本でも人気なのはXM Tradingいう業者ですね。
新規口座開設者には50万円分の入金ボーナスがあったり、トレードすればするほど常にポイントが貯まるプログラムがあり、その還元率は国内の比ではありません。
気になる方は見てみてください。
海外FXのデメリット
信託保全が義務化されていない
国内FXは信託保全が義務化されていますが、海外FXの場合は信託保全は義務化されておらず、多くは分別管理の体制をとっています。
信託保全とは
顧客から預かった資金を、FX業者の資産とは別にして
第三者(信託銀行等)に管理を委託し、資金を保全する方法です。
FX業者が万が一倒産しても顧客の資産は大丈夫ですよ、という制度です。
分別管理の場合も顧客から預かった資金を別で管理するのですが、FX業者が倒産したときは自分の資金が戻ってこない可能性があります。
信託保全:業者が倒産しても資金は戻ってくる
分別管理:業者が倒産すると資金が戻ってこない可能性がある
個人的には分別管理でも十分だと思っています。
海外業者はハイレバレッジが使えるので、そもそも大金をトレード口座に入れておく必要はなく、最低限トレードできる資金でレバレッジをかけてトレードしていればいいからです。
ただ、どうしても不安だという方は信託保全されている業者を使えば、海外業者のデメリットは回避できます。
日本語サポートが不十分
これは一昔前ならデメリットと言われていたのですが、今はもうデメリットには入ってこないと思います。
というのも、今は海外業者も日本語対応を充実させてきており、サポートに問い合わせるだけなら特に不便も感じずやりとりできます。
とりわけ私が長年使用しているXMは日本語サポートがスムーズで、返信も早いです。
上記の信託保全もついているので、海外FX初心者の業者といえますね。
XM公式サイト:https://www.xmtrading.com/jp/
海外FXは儲けたとき税金が高い(累進課税)
少ない利益なら15%と海外業者のほうが低いですが、海外FXは日本の税法上、雑所得という扱いになり累進課税が適用されます。
国内FX口座 申告分離課税 |
所得税15% + 住民税5% + 復興特別所得税 0.315% |
一律20.315% |
海外FXはこちら
他の所得 + 海外FXの収入になりますので、給与所得とかがある人は給与所得 + 海外FXの収入+他の収入で確定申告することになります。
~195万円までは15%なので、国内FXの20%よりも税金が安くなります。
そういった方は海外業者の税率はデメリットではなく、メリットになりますね。
年収 = 所得 ではありません。
年収 - 各種控除(社会保険、給与所得控除など)= 所得です。
目安:年収500万の人は一般的に所得は230万前後になります。
損失の繰り越しができない
国内FX業者は損失の繰り越しができますが、海外FXはできません。
その理由ですが、日本の金融ライセンスを取得していないからです。
日本の金融ライセンスを取得していない、と聞くとますます海外FXが不安になると思いますが、海外FX業者は他の金融先進国のライセンスを持っているところがほとんどです。
日本のライセンスを取得すると日本のルールを守って運営しなければならないため、もちろんハイレバレッジもなくなり日本の低レバレッジに合わせなければならなくなりますし、ゼロカットも採用できなくなります。
そういった金融後進国の日本のルールで縛られたくない海外業者は日本のライセンスを敢えて取らずに運営しているのです。
そして日本のライセンスをもっていない海外業者の税金の扱い方は、上記でも触れていますが日本の税法上、総合課税という課税方式になります。
国内口座は分離課税という課税方式になります。(一律20.315%)
最後に
金融庁の規制が強まり、国内のFXトレーダーはますます形見が狭い思いになってきました。
今後のことも考え、国内のトレーダーは最低1つは海外FX口座を持っておいたほうがいいと思います。
記事内で紹介したXM Tradingでもいいですし、自分が使いやすいところがあるならどこでもいいと思います。
はじめは中々抵抗がある海外業者ですが、使い始めると業者選びの視野が広がりますよ。
また、海外FXは主にMT4(MetaTrader 4)やMT5(MetaTrader 5)
というFX専用のツールを使っています。
国内のトレーダーは、MTに慣れていない方が多いと思いますので、いざというときにすぐトレードできるようMT4、MT5で少しトレードしてツールに慣れておくことをオススメします。
ちなみに、私の海外口座XMの使い方はCFDでダウとトレードしたり、国内口座のレバレッジじゃ足りないトレードをしたいときや
証拠金の高いポンド系は常時海外口座XMを使っています。
ご参考までに。
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