FXレバレッジ10倍へ現実味間近、トレーダーが取れる対策は!?

FXレバレッジ10倍対策

2017年9月に
『金融庁、FXのレバレッジを10倍へ検討』のニュースが流れてから3か月。

12月18日にロイターから新たな展開となるニュースが報じられました。

[東京 18日 ロイター] – 金融庁は18日、店頭FX(外国為替証拠金取引)の決済リスクの管理手法を議論するため、有識者会議を立ち上げると正式発表した。
初会合を年明けに開き、証拠金倍率の引き下げなどについて2018年夏までに報告書を取りまとめる方針。

金融庁幹部は同日、現状最大25倍となっている証拠金倍率について、10倍に引き下げることも一案だと述べた。

有識者会議では、店頭FX業者へのストレステストのあり方、自己資本規制なども議論する。

日本では、店頭FX取引の年間取引規模が5000兆円に上る。

金融庁は、市場が急変した際に個人投資家のポジションの手じまいなどが集中すれば、店頭FX業者では対応しきれず、金融システム不安に発展しかねないと懸念している。

仮想通貨取引所の中には、ビットコインと日本円の取引を証拠金倍率最大25倍で提供しているところもあるが、金融庁は、今回の有識者会議で仮想通貨に関するテーマは扱わないとしている。

ロイターニュースより引用

 

2011年にFXのレバレッジが25倍になり、もう規制はかからないだろうと
思われていたところの10倍です。

恐らく今回も8月前後で10倍になるのだろう。

10倍規制に対しての思いは、海外FXカテゴリの記事で綴ったので
今回はトレーダーがとれる対策を考えてみようと思います。

対策① 法人口座

法人を作って法人口座でやればレバ規制にはかからず
依然として高いレバレッジが使えます。

しかし、実は法人口座もレバレッジ規制が入っていたのです。

以前の法人口座は、個人口座規制後も数百倍のレバレッジが可能でしたが
スイスフランショックの影響からか、2017年2月に法人口座にレバレッジ規制が入り
変動レバレッジとなり、実質100倍のレバレッジを出すのも難しくなってしまいました。

法人口座には別途、法人の維持費も必要になってくるため
法人にもレバレッジ規制が入ってしまった今、あまりオススメはしません。

対策② 仮想通貨

今流行りの仮想通貨ですね。

ボラティリティもあっていいんじゃないでしょうか。

現物と仮想通貨FXがあります。

売りからもすんなり入れる仮想通貨FXで話を進めていきます。

表面上のルールだけ説明しますと、基本は為替FXと一緒です。

スプレッドがあり、スワップポイントがあります。

為替FXに慣れている方は違和感なくトレードできると思います。

しかし、仮想通貨のスワップが曲者なのです。

為替FXでは各国の金利差がスワップとなり
プラススワップになったりマイナススワップになったりします。

しかし、仮想通貨FXのスワップは100%マイナススワップなのです。

詳しいマイナススワップの説明は省きますが、どれくらいマイナスなのかというと

取引量 × 一日約0.05%(業者により前後)  になります。

詳しい数字を出すと、例えばビットコイン100万をレバ5倍でトレードした場合

100万 × レバ5倍 = 500万

500万の0.05%は2500円

一日あたり2500円のマイナススワップを買いでも売りでも取られることになります。

365日保有した場合の金利計算は約18%になります。

トルコリラより高くない・・・?

仮想通貨はボラティリティがあるのでそれでも安い!と思う方もいるとは思いますが
スイングトレードメインの私にとってはちょっと痛い・・・

また、為替FXは国内は基本完全信託保全。
海外FXでもXMなんかは現在のセーシェル口座より完全信託保全になってます。

しかし国内の仮想通貨市場は、保護されてても分別管理に留まっており
完全信託保全には程遠いです。

ちなみに海外FXのXMはビットコインも扱うようになっており
完全信託保全での仮想通貨FXができるようになりました。

現状は国内も海外も税金は変わらないので
もしやるのならXMでやるのがいいかもしれませんね。

ご興味がある方はどうぞ
XMの仮想通貨FXの詳細はコチラ

 

結論からいうと
デイトレードメインの方は、マイナススワップの影響を受けないので
レバ10倍対策として、仮想通貨FXは有力な候補のひとつになると思います。

私のようなスイングトレードがメインの人は
マイナススワップの影響を受けざるを得ないので、ボラティリティは魅力ですが
個人的にはまだ本格的に参加しなくてもいいかな
と思います。

なぜなら、レバレッジ10倍対策の本命はやはりコチラになるからです。

対策③ 海外FX

自分が使ってて慣れているから、というのもありますが
色々な角度から考えましたが、現状のレバレッジ10倍対策は
海外FXで決まりだと思います。

今までのようにトレードできるから違和感が無い。
法人口座のような開設手続きの煩わしさが無い。
国内業者と同じような感じで開設できます。

日本の規制を受けないハイレバレッジ。

ハイレバレッジでトレードしていると、窓開けや相場の急変動などで
追証に合う心配をする人もいると思います。

しかし、海外FXは基本ゼロカットシステムというものを採用しており
仮に窓開けなどで口座残高がマイナスになっても
リセットされてゼロになるというシステムになっています。
※ゼロカットシステムはFXにおいてグローバルスタンダードになっております。

本来のFXの醍醐味である
少ない資金で大きく増やせるというメリット。

現状の25倍というレバレッジでも、その醍醐味は失われつつあります。

さらに10倍になるのなら
もはや国内FXで資金を劇的に増やすなんてことは夢のまた夢になります。

億単位の資金がある人は
5倍以下のレバレッジでも十分な利益額が得られますが
ほとんどの方は、資金がないからFXをやっているという人が多いと思います。

海外FXで資金を大きく増やした後に
5倍程度で国内FXでトレードする、というもの選択肢の一つだと思います。

一昔前と比べると海外FX業者も洗練されてきています。
日本語サポートも充実してきています。

ただ、レバレッジ10倍規制がかかったからと言って
トレードのメインを海外FXにする必要はないのかなと思います。

国内のレバレッジで足りない時だけ海外FXを使う。

そういう両刀使いが今後のスタンダードになっていくのではと思います。

 

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