投資と投機の違い

トレードをやっているとニュースなどで【投機筋】【投機的な】という言葉をよく見かけますね。

投資という言葉は聞いたことあるけど、投機・・・?

なんとなくニュアンスだけで理解している人も多いのではないでしょうか?

 

投資と投機の違いなんてわからなくても大丈夫だよ、という方もいるとは思います。

しかし知っているのと知らないのでは今後の相場へのアプローチの理解度がかなり変わってきます。

是非、知識として習得しておいていただければと思います。

投資と投機の違い

定義は人それぞれですが、概ね以下の定義で理解しておけば大丈夫かと思います。

投資とは
価値にお金を投ずる行為
投機とは
価格差にお金を投ずる行為

投資とは

価値にお金を投ずる行為になります。

会社に投資する
不動産に投資する
自分に投資する

 

会社に投資する

会社に投資する場合は、その会社の株式を買います。

しかし会社の価値に投資するので、その会社が本当に価値がある会社なのかを見極めなければいけません。

したがって投資をする場合は

その会社の決算書の数字を見る。
経営陣の顔ぶれを見る。
扱っている商品やサービスを見る。

などの点を踏まえ、価値があると自分で判断した場合に投資を行っていきます。

投資の神様として有名なウォーレン・バフェットという人がいます。

株式投資をする人は彼の本を読み漁ることをおススメします。

 

不動産に投資する

不動産の価値とは?
定義は人それぞれありますが、基本的には家賃収入、インカムゲインになります。

『あのマンションは入居率もいいし、立地もいい。
他の環境を見てもかなり割安だな、このマンションに投資して家賃収入を得よう。』

これが投資です。

『あの地域の土地や建物は、将来値上がりしそうだから今の内に買っておこう』
こういう考え方は対象の価格差を狙っているので投資ではなく、基本的にはキャピタルゲインの投機的な考えになります。

 

自分に投資する

自分の価値にお金を投じます。

簡単に言えば資格をとったり、セミナーにいったり、本を読んだり、大学にいったり、専門学校にいったりなどなど。

なりたい自分になるために知識や技術を習得することです。

収入をあげようとする人もいるでしょう。

お金ではなく、やりたいことをやりたい!
という人もいるでしょう。

自分の未来の価値ためにお金を投じます。

 

投資のまとめ

投資は基本現金化しません。

なぜなら投資した価値のある対象が利益を提供し続けてくれるからです。

投資したら死ぬまで持っておくくらいの感覚で投資するほうがいいです。

ですので、長期の資産形成に向いているのです。

そんなこといったって時代の変化などで含み損が広がっていったら損切するしかないじゃないか

と思われるでしょうが、それはそもそも

価値のある対象ではなかった

ということになります。

 

不動産にしろ
会社にしろ

本当に価値のあるものは値崩れしません。

仮にしたところで長期的には価格は戻りインカムゲインを提供し続けてくれます。

なぜか

それは価値のあるものだからです。

 

投機とは

価格差にお金を投ずる行為になります。

理由はわかりませんが、○○に投機する、とはあまり言われません。

株式に投機する
不動産に投機する

聞いたことないですね。

 

株やFXでレートを見て、ファンダメンタルやテクニカルを意識し

今この値だからあの辺くらいまであがるだろう。
よし、ポジションをとろう。

これは投機的な考え方です。

 

あの辺の土地は統計的に見てかなり安くなってるな
よし、今の内に買って将来売ろう!

これも投機的な考え方です。

 

まとめ

私はトレーダーなので、投資家ではありません。

したがって、考え方も投機的な考えになります。

そんな投機的な考えの根幹に

トレーダーであれば絶対に意識しなくてはいけない考えがあります。

 

それは

統計と確率です。

 

この統計と確率を意識していないトレーダーは、現段階で、どれだけ利益をあげていようともいずれ相場から退場します。

しっかりと統計と確率を理解し、常勝トレーダーの道を歩みましょう。

トレーダーが意識しなくてはいけない 『統計と確率』

2017-11-19

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